書くことは30日のこと。
辛かった。実感がわかなかった。
メッセンジャーに古くから登録していた人がいた。
召還祭りで登録はしていたが話してはいなかった人。
その人とは最近友達になった。
あちらから「アイコンかわいいね」と話しかけてくれたのが始まりだ。
それから色々話を交わした。
年齢も同じだって事も知った。
共通点がいくつかあった。抱えてる問題。好み。
いろいろ話した。
ある日歳も同じなので、成人式に行く?と聞かれた。
もちろん行くと言った。彼も行ったらしい。
その晩。成人式の晩。家に帰ってきてネットをしているとメッセが送られてきた。
辛い…。飲み会が楽しめない。みんな女目当てで痛々しい。 と。
自分は下の日記に書いてあるようにいつもの内輪で飲んでたからそんなことはなかった。
なので俺はその晩は気分がよかった。
そのせいもあってか俺は送られてきたメッセージに対してぶっきらぼうに言葉を返した。彼の心情を読みとらずただ返事を返してた。
彼は精神的な病を抱えていた。日頃薬をよく飲んでいた。(正規のものかは分からない)
そしてよく薬を大量に飲むこともあった。
なんでそんなにあるのかわからなかったけど。
横流し、なのかなぁ?
とにかく、その晩も彼は薬をたくさん飲んでいた。
辛い気持ちを紛らわせていたのだと思う。
またか…。としかその時は思わなかった。
そのため会話も軽くあしらったような言葉しか言ってあげられなかった。
メッセの最後、「体おだいじねー」と言って会話は終了した。
それから彼はメッセに忽然と姿を見せなくなった。
何かあったのだろうかと思った。記憶を辿ると「入院したい」と言っていた気がする。
だから、もしかしたら入院しているのかもしれない。
そう思ってあまり気には留めていなかった。
2週間ちょっと経って以前教えてもらった携帯のアドレスにメールを送ってみた。
だが、返事は返ってこなかった。
3日後、テストを終えていつものように図書室のソファへ座って、ふと携帯を見てみると彼からのメールが来ていた。
だが、文章を書いたのは彼ではなかった。
彼の母からだった。
そこには短めの文章で、彼が亡くなったことが書いてあった。
終わりは「ありがとうございました」の文字で締められていた。
思わず小さく声を出してしまった。
信じられなかった。
だが、不思議と悲しさはわき上がってこなかった。
驚きの方が大きくて、それが感情の出口を塞いでしまったかのようだった。
わけがわからなく、ただ画面を見つめていた。
帰ってからメールを見直してみると1月11日に亡くなったと書いてあった。
成人式が1月9日。メッセをしたのが1月10日未明。
あのメッセのあと、すぐのことだった事に気付いた。
「辛い…」
メッセージの第一文。
彼の死因は分からない。
だが彼の警告、助けを見逃していた。
もしかしたら、ちゃんと話を聞いていたら彼は死なずにすんだのかもしれない。
兆候を見過ごした。
大きなミス。
今までいろいろな大きいミスをしてきたが、これは取り返しが付かないことだ。
「しまった」
それしか思い浮かばない自分を責めた。
メッセの履歴の最期の文字だけが、不思議と明るく刻まれていた。
後日財布整理のため中を見回してみると、1月11日のレシートが3つほど出てきた。
それをみると悲しくなって、捨てられなかった。
辛かった。実感がわかなかった。
メッセンジャーに古くから登録していた人がいた。
召還祭りで登録はしていたが話してはいなかった人。
その人とは最近友達になった。
あちらから「アイコンかわいいね」と話しかけてくれたのが始まりだ。
それから色々話を交わした。
年齢も同じだって事も知った。
共通点がいくつかあった。抱えてる問題。好み。
いろいろ話した。
ある日歳も同じなので、成人式に行く?と聞かれた。
もちろん行くと言った。彼も行ったらしい。
その晩。成人式の晩。家に帰ってきてネットをしているとメッセが送られてきた。
辛い…。飲み会が楽しめない。みんな女目当てで痛々しい。 と。
自分は下の日記に書いてあるようにいつもの内輪で飲んでたからそんなことはなかった。
なので俺はその晩は気分がよかった。
そのせいもあってか俺は送られてきたメッセージに対してぶっきらぼうに言葉を返した。彼の心情を読みとらずただ返事を返してた。
彼は精神的な病を抱えていた。日頃薬をよく飲んでいた。(正規のものかは分からない)
そしてよく薬を大量に飲むこともあった。
なんでそんなにあるのかわからなかったけど。
横流し、なのかなぁ?
とにかく、その晩も彼は薬をたくさん飲んでいた。
辛い気持ちを紛らわせていたのだと思う。
またか…。としかその時は思わなかった。
そのため会話も軽くあしらったような言葉しか言ってあげられなかった。
メッセの最後、「体おだいじねー」と言って会話は終了した。
それから彼はメッセに忽然と姿を見せなくなった。
何かあったのだろうかと思った。記憶を辿ると「入院したい」と言っていた気がする。
だから、もしかしたら入院しているのかもしれない。
そう思ってあまり気には留めていなかった。
2週間ちょっと経って以前教えてもらった携帯のアドレスにメールを送ってみた。
だが、返事は返ってこなかった。
3日後、テストを終えていつものように図書室のソファへ座って、ふと携帯を見てみると彼からのメールが来ていた。
だが、文章を書いたのは彼ではなかった。
彼の母からだった。
そこには短めの文章で、彼が亡くなったことが書いてあった。
終わりは「ありがとうございました」の文字で締められていた。
思わず小さく声を出してしまった。
信じられなかった。
だが、不思議と悲しさはわき上がってこなかった。
驚きの方が大きくて、それが感情の出口を塞いでしまったかのようだった。
わけがわからなく、ただ画面を見つめていた。
帰ってからメールを見直してみると1月11日に亡くなったと書いてあった。
成人式が1月9日。メッセをしたのが1月10日未明。
あのメッセのあと、すぐのことだった事に気付いた。
「辛い…」
メッセージの第一文。
彼の死因は分からない。
だが彼の警告、助けを見逃していた。
もしかしたら、ちゃんと話を聞いていたら彼は死なずにすんだのかもしれない。
兆候を見過ごした。
大きなミス。
今までいろいろな大きいミスをしてきたが、これは取り返しが付かないことだ。
「しまった」
それしか思い浮かばない自分を責めた。
メッセの履歴の最期の文字だけが、不思議と明るく刻まれていた。
後日財布整理のため中を見回してみると、1月11日のレシートが3つほど出てきた。
それをみると悲しくなって、捨てられなかった。