告白

2005年10月19日
すべてを打ち明けました。
いや…すべてではない気がする。
自分のなかにまだわだかまりがある。
言葉にできない臆病な自分。
すべて吐きだしてしまおうとしても、口が動かない。
喉の奥まで言葉は出かかっているのに。

 
とにかく、打ち明けたことは事実です。
告白というのは恋愛のそれは違います。
先生にです。
何故休学をしたのか。休学の原因、理由です。
3年前の10月3日。
―その日が私の運命を分けた日でした。
恐らく私が経験した上でもっとも重大で、今後の未来を黒く照らす光が一気に私を貫いた日でした。
皮肉なものでどんな重大な事件でも記憶は薄れていってしまいます。
私は今年、その日――10月3日を忘れていました。
なんの気づきもしないまま過ぎ去って後で気付いたのです。
(私は告白しますが、10月3日という正確な日付すら今日まで曖昧だったのです)
 
この日のこと正確にを知っている人は失った友と当時の担任です。
私は言葉を紡ぎ出すのがうまくないから、当時のことうまく先生に話せなかった思います。
でもだいたいのことは話せました。
何故話す必要があったのかというと、推薦書に書く上で先生が知る必要があったからです。
いつか話さなくてはいけない。そう思って先生と二人で話しました。
話すことは義務です。
知るべき人に知らせるということは何の不思議もありません。
しかし、押し黙ることも権利です。
無闇に周りに言いふらして自分を弁護するつもりも毛頭ありません。
もしかしたら自分の価値を下げてしまう。そう思っている卑小な自分がいるのも事実です。
私は怖いのです。だから上で話した権利と義務が時折私の中で衝突して痛みを残します。
私のなかではあの事は区切りをつけたつもりです。でなければ復学などしません。
しかし、黒い光はいつまでも私を照らすでしょう。
事件についての私が負った痛みではありません。
それによって狂った運命を、今後様々な場所で告白しなければいけないという事です。
しかし、権利を主張するなら義務を果たさなくてはなりません。
私はそのつもりです。
だから私は今日、告白したのです。
 

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