月と太陽

2002年10月30日
輝く命をうけながら 草原を歩いた

決して重ならない太陽と月を見つめながら

いつまでも追いかけっこをしている二人

いつか追いつける時を信じて


神のいない世界に意味を成すために

今日もどこかで産まれてきた

大地に耳を当てれば聞こえるはず

決して追いつくことのできない二つの意識を


巡る奔流がいつか交わるように

いつか同じ朝がくるように

きっと同じ時を目覚めるように

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